2023-06-07

数年ぶりに国際学会に参加したのだが、来賓挨拶が長すぎて萎えた件

コロナ禍でしばらく開催されていなかった国際学会が復活した。学会運営無難に進み1日のプログラムが終わった。夜になって、世界中研究者が集まる宴会が始まった。会場のホテルには、すでに盛り付けられた料理が並べられており思わず食欲が高まる

宴会開始時間になり、開会の挨拶が始まった。挨拶を勤めるのは地元政治家先生。が、話が長い。国際学会の宴会なので、共通言語英語で進む。が政治家先生英語が話せない。対して中身のない挨拶なのに、いちいち英訳が入るためただでさえ長い挨拶が倍の長さになっていた。スピーチ開始から10分後、ようやく終わったと思うと次の来賓挨拶が始まる。地獄かよ。

この辺りからかにしていた海外研究者たちが痺れを切らして雑談を始める。来賓挨拶はまだまだ続いているが、もはや誰も聞いていない。自分も隣にいたフランス人研究者に話しかけたのだが、彼は目の前にご馳走を並べたままで長時間挨拶を聞かされるのは苦痛だ、Disasterと言っていた。


結局、来賓政治家先生方の挨拶は合わせると30分にも及んだ。宴会時間2時間のうち、1/4が研究者でもなんでもない政治家先生の話に費やされたのだ。海外研究者を前にありがたい話をしたという虚栄心は満たされるかもしれないが、時間無駄なことこの上なかった。海外研究者から見たら日本運営スタッフホスピタリティがなってないし、日本政治家国際学会に来るような人でも英語が話せない馬鹿なのかという悪いイメージしか残らないのではないだろうか。

宴会挨拶なんて1人で十分で、「皆さん、ようこそ日本にお越しくださいました。コロナ禍を乗り越えて再び国際学会を開けることを嬉しく思います本日はこの宴に地元特産品を揃えました。私のイチオシはこのXXです。ぜひご賞味ください。それではみなさんグラスをお手に。乾杯!」(30秒)くらいでいいと思うのだ。次回参加するかどうかはわからないが、運営改善されていることを望む。

  • 政治家があいさつしに来るような学会もあるのか

    • 日本会議だろ

    • 国際的な研究施設を建設する構想があって地方自治体や議員が誘致に熱心だとか、地域に独特の生態系・歴史等があってそれを地元振興に活かそうと考えてるとか、政治家が出張ってき...

  • 偉い人の挨拶が長いのは世界共通なんですね。   ワイも小さい会の幹事の一人としてたまに挨拶任されるけど、 幹事同士の中では「長ったらしい挨拶をした方が立派な幹事」みたいな...

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