2023-04-26

選挙に行った話 政治的な内容ではありませんが

先日、統一地方選があって、私が住む場所4月23日投票日だった。

いわゆる無党派層ではあるが、割と真面目に考えていて、政党公約を精査したうえで選んでいる。

しかし、今回は、ちょっとノリで投票してしまった。

少し前に、近所を散歩していた際に、候補者の一人が、のぼりを後ろのカゴに入れた自転車でうろうろしていて。

活動中なのかと思ったけれど、どうもただの移動中のようだった。

そして、道を間違えていた。

駅で演説している時はエネルギッシュに喋り、常にニコニコしているのに、その時は何か疲れているようなのが印象に残った。

それで、うっかり、その人に投票してしまった。

真面目に検討しているので、政策的にいつも同じ候補者投票になっていたのだが、自転車の彼も、そこまで政策が遠くなかった。

真逆候補者ならさすがに投票はしない。

選挙が終わって、ふと、どうなったかな、と気になった。

ネットで結果を検索してみた。

上位から順に表示される。

いつも投票していた候補者は無事に当選したようだ。

見ながら、票数に、小数点以下がある候補者が何人かいることに気が付いた。

何故だ。

普通に欄外に説明があった。

紛らわしい投票があった場合に、その人であろうと思われる候補者で一票を案分するからだそうだ。

例えば、田中A太さんと田中B夫さんがいて、名字しか書いていない田中票があれば、その2人でわけあうらしい。

何十回と投票したいい大人なのに初めて知った。

しろ、わざわざ投票する有権者なのに、フルネームをきちんと書かなかったり間違えたりする人が存在するのかというのが驚きだった。

投票率の低さから言って、いい加減な人は投票所に足を運んだりせず、投票する人は比較的きちんとした有権者であると考えていたのだが、そうでもなかった。

新たな気づきを得ながら、自転車の彼の名前を探す。

ものすごく下の方だ。

これって当選してないんじゃないかと思って探すと、最下位当選だった。

良かったなあと思って、すぐ下を確認すると、下の順位の人とは1票差で、相手は案分された小数点のある候補者だった。

と、いうことは。

普段は別の候補者投票していた私がノリでうっかり入れなければ。

別の候補者が、同票+案分で、当選していたのだ。

小数点以下の差で。

一票って意外と重い。

当選した彼には、是非、公約通り、給食無償化してほしいものだ。

私には縁のない政策だが少子高齢化社会を何とかするために頑張ってほしい。

それにしても、与党野党もみんな子育て支援給食無償化を謳っているのに、何故いつまでたっても給食無償にならないのだろうか。

ところで、世田谷区でも一票差で結果が決まったらしく、記事になっていた。

こっちは小数点だぞ!

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