2022-04-22

確信犯」と「故意犯

確信犯とは、本来は「自分行為が正しいという信念に基づき遂行される犯罪行為」を指す法学用語である。昨今では、世間的には、「悪いことだと理解していながら敢えて行われる悪事、および、そのように敢えて悪事を働く者」という意味合い言葉解釈されている。

https://www.weblio.jp/content/%E7%A2%BA%E4%BF%A1%E7%8A%AF

故意要件とする犯罪殺人罪窃盗罪など

故意(こい)とは、一般的にはある行為意図的ものであることを指し、法律上他人権利法益侵害する結果を発生させることを認識しながら、それを容認して行為することをいう。

https://www.weblio.jp/content/%E6%95%85%E6%84%8F%E7%8A%AF

ブコメでよく誤用されるから「それ確信犯じゃなくて故意犯ですよね?」っていいたくなる。

でも犯罪を犯した人が良かれと思ってやってるか、他人権利法益侵害するなと認識してるかどうかなんてわかりようがない。

から私は指摘しない。

確信犯」の現代的な用法

通俗的用法における「確信犯」は、「悪行である認識しつつ行われる行為」を指す意味で用いられている。多くの場合違法行為というわけではないが他人迷惑を被るような、倫理的道義的非難されるべき、慎むべき事柄について、それを私利私欲のために行う、といった状況を指す。

この「確信犯」の通俗的用法が、本来は俗用であり誤用である、と理解している者は少なくない。とはいえ確信犯」の俗用はすでに若者を中心に半ば定着しており、「いわゆる確信犯」の表現に使える手頃な代替表現も今ひとつ見出しがたく、さら本来の「確信犯用法は「テロ」等の表現代替されている、といった事情もあり、今後も誤用・俗用はさらに定着が進むかもしれないが、旧来の用法に訂正される見込みは薄いだろうと推測される。

ってことらしいから今後も指摘しません。

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