2021-12-04

肛門注射を打ってきた

つらい。

数年前から、時々お尻を拭くと少し血がつくので気になっていた。

でも痛みはないから放っておいたんだ。

ただ1週間前から肛門部分が痛む。

触ってみると、なんかイボみたいなのができていた。

ああ、おれもとうとういぼ痔か。

仕方ないので病院に行くことにした。


病院ではすでに10人以上待っていた。

人気のある病院らしい。

待っている間、エッセイコミック「私のお尻のメッセー痔」(著者:ヴェルヘルムⅢ世)を読んでいた。

インスタで人気だったのを書籍化したものらしい。

https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000001664.000011710.html

肛門注射したとか手術したとか書いてて、怖くなってくる。


「◯◯さんどうぞ」

呼ばれた。名前で呼ばれて少し恥ずかしい。まあここにいるみんな痔だから、今更なのだろうが。

中に入る。ベッドに横になり、おしりをめくる。

暖かい。なんとベッドにホットカーペットが敷いてあった。なんて心遣いだ。

男性先生が優しく問診と検診をしてくれる。

「中にカメラを入れるのですこし苦しいかもしれませんが、すみませんね」

なんて優しい声かけ。今年一番優しくされたかもしれない。

ベッドが自動で上昇し、検査が始まる。

励ましの中、なんとか肛門検査に耐えることができた。

先生は言った。

「まずこの外にあるしこりですが・・・これは血栓性外痔核といって、血豆です」

血豆!そういうものもあるのか。

「これは放っておけばなくなります。ですが、中に痔、つまり内痔核があります

出血が長引いてるので、注射を打った方がいいかもしれません」

!?注射!?

くそんなつもりはなかったので動揺する。

ズボンを履き直し、座りながら改めて説明を聞く。

用紙に万年筆で図を書きながら先生説明してくれる。

待合には10人以上待ってるのに、この説明だけで5分以上してくれた。

それでおれは完全に信用してして、注射を打つことになった。

どうやら肛門の内側にある内痔核は、痛みを感じないため注射を打っても痛くないらしい。

注射を刺しましたよ」

え?全く痛くない。麻酔をしてないのに不思議だ。

「では今から薬を入れていきます

・・・

・・・・・・

苦しい!

なんか、重い!不快感やばい!!

おれはベットギュッと掴みながら耐える。

うめき声をあげる。恥ずかしい。

約3mlの薬を3箇所打ってるのだから不快感はあるのはしかたないのか。

「終わりました!ではまた1週間以内にもう一度来て、追加の注射を打ってくださいね

もう一回あるのか。これが。


帰り道、かなりの不快感で道にうずくまる。

この不快感、たとえるなら、下痢で出したいのに、出し切ってしまってどうにもできない時の不快感に似ている。

やばい。苦しい。もうこれ以上打ちたくない。


時間たった今、ようやくマシになってきた。

俺が打ったのはパオスクレーという薬で、アーモンド油に薬が入ったもの。他にもジオンという注射もあるらしい。

調べると、パオスクレーは効果が切れると再発することも多いらしい。

こんな苦しいのに、再発の可能性もあり、お金も次の注射などを加えたら合計1万円くらいかかりそう。


もう、肛門注射を打つのはやめよう。

来週電話相談して、断ろうと思う。

みんなも、早めの検査大事だが、その後の治療は考えてからしたほうがいいと思う。

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