■宮迫は自分が悪者になることで古い嫁を綺麗に捨てて、新たな伴侶を手に入れた。

確かに宮迫の印象は悪くなり、蛍原は男をあげたのかもしれない。

だが、これだけのコンテンツが地上波で流せないことが、テレビの限界であり、泥舟であることを示している。

確かに、YouTubeを始めた時期は最悪だっただろう。古い仲間にとっては。

だが、それによって、ヒカル、DJ社長というどう考えても今後のエンタメ界を牽引する時代の寵児を伴侶にすることに成功した。

舞台から一から復帰。

たしかにそれは美しい形だろう。しかし、そんなことが本当に可能なら、宮迫がYouTuberになったわけがない。

亮とは違い、主犯とみなされた宮迫を吉本は、否、大崎が絶対に許さない。

山本で10年かかった復帰。宮迫が今さら帰れるはずがない。

座して死ぬより、死地に飛び込み生き延びる。

それに見事に成功した。

泥舟のテレビ業界にしがみついて、何が得られるのか。

一方、YouTubeで時代の寵児と新たな絆を得ることで無限の可能性が広がった。

宮迫にとってのみ利益があるわけではない。

新進気鋭の革命児たちにとってもオールドメディアのレジェンドから歴史を体感出来ることで、確実に伝統は次の世代に受け継がれた。

その伝道師であり、恩人である。その位置を宮迫は独り占めすることに成功した。

将来、彼らが天下を手中にした時、

伝説の芸人、唯一の恩人と称えられる地位を手にした。

あの解散報告は、古女房への最後の手向けだ。自分が悪者になることで、泥舟のしがらみに向こうから離れてもらえた。

それによって、新たな世代に迎えられ、

大手を振って乗り込むことが出来る。

そのバイタリティ、生き様。

それが芸人だ。

その気概。

それが沈みゆく国、この日本に足りないものではなかろうか。

Permalink | 記事への反応(1) | 23:25

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