2021-06-18

目を瞑っても真っ暗ではないあの視界の芸術作品

専門的には眼閃というそうだが、とにかく「目をつぶる 色」とかいうようなキーワード画像検索して出てくる絵があまりにも雑すぎる。

色と色の境界がはっきりしすぎていたり、ただ一面バケツで真っ黒にした地で赤とか青点を打っていっただけみたいなのしかない。

眼閃が起こっている視界はかなり曖昧ものであるはずだ。そんな手抜きで表現できるようなものじゃない。

あれは目を瞑っているときしか見えないというふうに考えられがちだが、単一色の壁の前に立ってもなんとなく見える。目をゆっくり瞑っていくと地続きにその色合いが濃くなっていくのが分かる。

まり本当は常に起こっている現象なのだと思われる。普段雑然とした視界の中では目立たないだけのことだろう。

この現象をなんとか固定化できたらどれだけの価値があるだろうかと思う。

眼閃は絶えず変化していて絵として描くのは難しい。しか基本的に暗い所や目を瞑っているときしか見えないのも難点だ。

しか葛飾北斎スーパースローカメラのない時代に波の動きを見事に固定化したように、これを描き切れれば現代芸術の枠組みなどでそれなりの評価が得られることだろう。

頭の上からその絵をセロハンテープなんかで貼り付けて、目を開けたときにその人が目を開けても「視界が変わらない」ことに違和感を感じるかどうかで、作品再現度は図れると思う。ちょうど眼鏡のつけ心地が良すぎてかけてるのを忘れてしまったために眼鏡を探し始めてしまうことがあるように。

ただ目の前の眼閃のイラストを見るとき、その見る人の頭の自体で既に眼閃が起こっているわけで、いわば二重にその現象が視界の中に捉えられているような状態になるわけだから、そこらへんをどう吟味すればよいか問題はあると思う。

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