いや、こんだけこだわりきつい子だよ? たぶん担任は既に困ってると思うんだよね。たとえば前の授業をずっと引きずって、注意しても止まらないとかさ。
だから、「これは医療的に解決すべき問題であって教育の範疇で収めることではない」というお墨付きを明確に示してあげればいいって話なのよ。担任としては「この子に必要なのは医療的ケアであって、不毛な教育的躾ではない」という認識をもつことが必要なだけで、膨大な心的ストレスを解消できる可能性があり、かつ、学校としても「障害に向き合い対応する組織」として振る舞えるメリットがある。
もちろん、他の子ども・保護者への説明等が求められる可能性があるから、労働が全く増えないということはないね。けど、無駄な「画一幻想」にとらわれてザルで砂をすくうような努力を続けるより、素直に「医療的診断」という御旗を手にして対応をしていく方が、全然楽だと思うよ。個人的には、そういうエビデンスベースで仕事ができない職場こそが『ブラック』の名に値すると思うんだけど。