2021-02-16

セーラームーン後編を見てきた

セーラームーンeternalの後編を見てきた。

セーラームーン側は、再び【セーラームーンというコンテンツ】を流行らそうなんて、思ってないんだな」と思った。

前編を見た時、「まぁ90分でまとめなきゃいけなかったし、多少の説明不足は仕方ないよね」って気持ちだったけど、後編がここまでとは思わなかった。

先に言っておくけど、映画はとても素晴らしかった。

たくさんの「セーラームーンを愛している大人達」がたくさんの愛をもって作ったんだなって、前編のエンディングでしみじみと感じたし、後編もそれは変わらなかった。

「ここは泣くだろう、グッとくるだろう」って意図をもって作られたであろう所はおそらく漏れなくグッときてた。

変身シーンも技のシーンも、「あの頃のセーラームーン」に寄り添ってくれていて、とても嬉しかった。

でも、あまりにも、説明不足すぎた。

説明してても、駆け足すぎた。

「あの頃」の感情で見ている私はグッときて泣きそうになっているのに、頭の片隅で30歳を超えた私が「これ、初見の人、意味分かんないよね?大丈夫?」とか「シーンが飛びすぎて混乱するな・・・」って思ってしまった。

ある程度は仕方ないと思うし、原作でいうと後半の話だから全てを説明できないのはわかる。

でも、あまりにも説明不足だ。

「前の戦い」って?

ほたるちゃんはなぜ赤ちゃんになっているの?

なんで外部系4戦士だけ「戦いは終わってる」の?

ネオクイーンセレニティプリンセスセレニティとレディセレニティって別物なんだっけ、あれ?

結局セーラー戦士全員プリンセスなの?え?なんで?セーラームーンだけじゃなくて?

てか、攻撃パート、全体的に、なんで?

「私」は分かる。

でも、久しぶりにセーラームーン見た人って、分からない人、多かったんじゃないかな。

私も正直「・・・あ、そっかそっか、そうだったね!」みたいな箇所あったし。

もちろん「あの頃」、感覚的に理解していただけだからっていうのはあると思う。

気持ちは「あの頃」に戻ってても、30歳超えた私は「理論的に」理解したい、「そんなもんだよね」で飲み込めなくなってしまった。

から、私のせいでもある。

でも、この映画は少なくとも「元々のファンの人も、初めてセーラームーン見る人にも楽しんでもらおう!またセーラームーン流行らせていこう!」ではないと思う。

「あの頃」、セーラームーンが大好きで、「今でも」セーラームーンが大好きな人「だけ」に向けて作られた作品だった。

それが、私はすごく、悲しかった。

鬼滅の刃までは行かなくても、ちょっとでも新規の人が増えたらいいなって思ってたのに。

25周年を迎えても尚、コラボ商品オンライン通販サーバーダウンさせるほどのコンテンツって、本当にすごいと思うの。

でもやっぱり、コンテンツ継続には新規獲得が欠かせないから、この映画でそれができたら嬉しいなって思ってた。

予算とか時間制限とか、そりゃ大変なことはいっぱいあったと思うけど、もう少し、万人向けにしてくれたら良かったのにな、って思いました。

から原作、読み返します。

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