エロ小説を書いている。社会的に受け入れられにくいニッチな趣味を満たすもので、同じ趣味を持つ界隈の中ではある程度の知名度があり、固定ファンもいる。そのジャンルの先駆者的な扱いをされることもある。
本業は全く別の業種で妻子もいる。夫婦仲、家族仲は非常に良好だ。その幸せを心から願っている。しかし私が日々書いている小説の内容は非常に反社会的で、若い女性の尊厳を徹底的に蹂躙するものなので、もしバレたら一発アウトだろうと思う。書くのは一人の時間が取れた時にまとめて一気に書き上げる。
妻に私の性的な好みについては明かしていない。明かしたところで引かれてしまうだけだし、そもそも非現実的なものなので実際にその行為を楽しむことはできない。
妻とセックスをしている時も、結構な頻度で自作の小説のシチュエーションを頭に浮かべながら腰を振っていることがある。
小説を書き上げると一発吐き出した時のような満足感に包まれる。それは妻とのセックスでは得られない快感であり、捨てがたい。
しかしバレたら終わりだ。そうでなくても様々な販売サイトで規制が強まっている昨今、いつ私の書いているようなものが弾かれるようになるかもわからない。
目指せ!団鬼六!