卒研、修論まであと3ヶ月ほどというこの時期になって4人も研究室を変える人が出てきた。
私は今学部4年だがその4年なかから10人中4人である。びっくりである。
なんでも大体の人は「自分はプログラミングができないしこのテーマで研究も続けるのが辛くなったのでやめる」ということらしい。
本当に心の病とかだったら仕方ない。だが不思議なのは皆ちゃんと志望してこの研究室に来ているという点なのだ。
別に他の研究室が駄目でここに流れてきたとかってわけじゃない。
情報系でなんでプログラミングしないの?同じ学科の他の研究室行くことでプログラミングから逃げられるの?
私の研究室はたしかに教授は厳しいがその分しっかりと指導をしてくれているので論文も筋の通ったものを書けるようになる。発表の方も同様である。
院生の先輩方も大変有能な方たちだ。
この先卒研程度も逃げ出して共同研究にちょっと協力して卒業するようなやつらが日本のIT業界で働いていくと思うと大変憂鬱で仕方ない。
そりゃこんな奴らで埋め尽くされた日本より外資系とかシリコンバレーに熱意ある人や才覚溢れる人は流れるわなって感じ。
せめて最後の学生生活の集大成ぐらい踏ん張って仕上げてみろよとつい思ってしまう。
自分はどうなのかと言うと今日も教授に論文の書き直しを食らったばかりである。辛い。
いくら最初から完璧な論文など書けるはずないとわかっていても数日かけて一生懸命推敲した文章が水泡に帰すのはやっぱり辛いものである。