当方現在二十歳の若童貞なのですが、思春期をこじらせ、人付き合いというものがわからなくなり、なんとか残った希薄な人間関係さえも恐れて孤独と不安に重くのしかかられながら暮らしておりました。
そんな折出会ったのが同人音声。はじめて聞いたその音声作品で私は催眠にかけられ、少女からとても心地の良い快感を与えられました。
これはいいものを見つけたとDLsiteで購入しては手淫にはげんでいたそんなある日、いつもと違うアダルト要素のない作品を聞いていた時のこと。たしか、妹ものだったと思います。
ただ台本に書いてあった台詞を声優が読んだだけ。その音声データが取り込んであるウォークマンから再生されてイヤホンを通じて私の耳に入ったただそれだけのこと。それだけのことなのだとわかっているはずなのになぜだか涙が止まりませんでした。
それ以来似た趣旨の作品を探しては聞き、布団の中で泣く、といったことを繰り返していました。彼女たちが与えてくれる温もりは、データとはいえ、録音とはいえ、演技とはいえ私が無意識に求めていたものだったのです。
そうして泣くことでストレスを発散できたのか、現実でもほんの少しだけ、好転の兆しが見えてきました。
ほんの少し心に余裕ができたことで、私はこんなどうしようもない自分に「好きだよ」と言ってくれた音声作品の彼女たちに何か恩返しをしたい、私からも愛情を与えたいと考えるようになりました。
最近は高齢童貞が多いから若童貞という言葉が生まれたんだな