ゆとりですがなにかというドラマの、部下に強めの指導をした結果パワハラと訴えられてしまう回を見て新卒で就職した会社の元上司のことが頭をよぎった。
胸のサイズや足首の細さなどの身体的特徴を同僚と比較されることは日常茶飯事だったし、不機嫌になる日を把握したいから生理日を教えろと言われたこともあった。
その後なぜか求婚されて丁重にお断りすると激怒してしまったので怖くなって辞表を出した。退職日までは地獄だった。
元上司からすると熱血指導・親しみを込めたスキンシップのつもりらしかったが、在籍した3年間は胃薬を常用するくらいには辛かった。
ただ、元上司は世間知らずだった自分に向き合い何もできない新人に仕事を懇切丁寧に教えてくれた人でもあった。スムーズに再就職できたのも元上司から得たスキルのお陰だとも思う。
けれども、今でも度々辛かった日々の記憶が蘇って苦しくなるので、仕事のいろはや社会人の心得をご教授いただく対価としては重すぎたようにも思う。
こういう釣り小説が多くなったのもなんかなーという感想。