2016-02-02

エンジニア私服ダサいのは、論理的思考帰結

エンジニア私服ダサいのは、論理的に考えれば自明

私服という概念

まず、「私服」の定義から始める。

私服」とは「私用の服」という意味で、「仕事用ではない」という反意語としての意味だ。

では「仕事用の服」とは何か。これは、日本では「制服」になるだろう。

英語だとUniformになる。

uniラテン語のunum(1)に由来し、「ひとつであることを示す。概念的には「まとまっている」に近い。

formは整っている、外形、枠などを意味するので、Uniformとは、つまり「外見を揃えている」という意味だ。

軍隊のほぼ設立時期から制服による「外見を揃え、見た目で判別できるようにしている」ことには意味がある。

中身の人間が入れ替わっても、組織内での立ち位置が明確になり、指揮命令系統が混乱しないからだ。

同様に、一般的に「制服」は、「その組織人間である」ことを内外に示す。

まり

制服」とは、「人間を中身ではなく、服装によって規定し、組織を円滑に運営する為に強制する」ものだ。

私服」とは、「外見によって立ち位置を明確にすることを強制されない服」という事になる。

普通の服を普通に着る」という、暗黙的な宣言

エンジニアならば、言葉は様々だが、「型システム(Type system)」を理解している。

静的型付け(Static Typing)や動的型付け(Dynamic Typing)など、プログラムが円滑に動くために、取り扱いの単位に「型」をつける。

これは、「制服」の概念とほぼ同じだ。

警察官制服を着ていれば警察官として扱い、駅員の制服を着ていれば駅員として扱う。

エンジニアにとって、当然の概念だし、当たり前の取り扱いだ。

さて、「制服」が、いわば人間の型宣言であるという説明をしたが、では「私服」とはどんな宣言になるだろうか。

ここでは「ダサい」という評価基準については触れない。

ダサいかどうか」を判別するブラックボックスがあり、そこに「私服」を入れて「ダサい」「ダサくない」の返答があれば十分だ。

先ほど「私服」とは「制服の反意語」という意味だと説明した。

そうすると、「普通私服」というもの存在しない。

それはUniformであり「規定された私服」はすでに「制服」だからだ。

まり

常に「ダサくない私服」と判定されるのが「普通の服を普通に着た服」とするならば、それは「制服」ということになる。

それは暗黙的な宣言であり、私服ではなく「私服と呼ぶ、暗黙的に宣言した制服」となる。

エンジニア私服ダサい論理的説明

さて、以上で「私服」と「制服」と「普通私服と呼ぶ、制服」の話をした。

すると、エンジニア私服ダサいのは、以下の理由から自明となる。

  1. エンジニアは、(職業病的に)「制服」の規定を守る。
  2. 同様に、エンジニアは、「私服」の規定を守る。
  3. 私服」は、「not 制服」と定義されている。
  4. 以上より、「普通私服と呼ぶ、制服」を着ると、「私服」の規定を守れなくなるため、着ない。

私服」を着るのに、「普通私服と呼ぶ、制服」を着るのは、論理的矛盾する。

よって、「ダサくない制服」を「私服」としてエンジニアが着ないのは自明である

http://anond.hatelabo.jp/20160201192949

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