2015-08-06

スプラトゥーンで学ぶ通信用語の基礎知識

スプラトゥーン話題に乗って、せっかくなので用語を学んでおきたい。

ラグ

タイムラグのことで、反応までに間があることを指す応用範囲の広い言葉である

ラグってる、で、データが遅くておかしくなってる、くらいの意味

スプラトゥーンに例えると

カモンって聞いて、WiiUゲームパッドを見て、それから動く人。

(カモンに対して、即座に移動できる人は、ラグ無し)

Ping

ネットワークを行って帰ってくる時間のこと。

ネットワーク周りを知っている人からすると奇妙に思えるネット語(ジャーゴンである

元々はネットワークが繋がってるか調べるPingと言うちっちゃなプログラム発祥である

行って帰ってきた時間(ラウンドトリップタイム:RTT)を出力するので、そこから造語だろう。

スプラトゥーンに例えると

リスポン地点から味方までスーパージャンプして、即座にリスポン地点に戻ってくる。

行きに4秒、戻りに4秒かかるのであれば、ラウンドトリップタイムPing値)は8秒である

レイテンシ

データ送ってねと依頼してから、結果が帰ってくるまでの時間

ネットワークにかぎらず、メモリの応答速度とかでも使う用語

依頼を受け取ってから返答が到着するまでが、片道レイテンシ

依頼を送るところから返答が到着するまでが、往復レイテンシ

(往復レイテンシ=ラウンドトリップタイムなので、Ping値と同じだね)

スプラトゥーンに例えると

リスポン地点からガチエリアまで駆けつける速度が、片道レイテンシ

スループット

一定時間あたりに処理できる処理能力のこと。

1秒間に送れるデータ量、とかって使われることが多い。

30Mbpsなら、1秒間に3000万個のビットを送るってことで、1秒に3.75Mバイトデータを送れる。

スプラトゥーンに例えると

リスポン地点からガチエリアまで駆けつける間に塗れる1秒あたりの面積。

無線LANより有線LANテザリングとか止めて!の理由

よくインターネット接続速度とかって言うのは、スループット

しかも、だいたい大きなデータを全部ゲットできるまでの時間を割り算する。

例えば、3Mバイトデータを3秒でゲットできれば、ダウンロード8Mbpsになる。

これ、ネットワークゲームにはそれほど関係ない。

スプラトゥーンに例えると

1秒あたりドレダケの面積を塗れるか、という値で会話をしてるが、

ガチエリアまでドレダケの速度で駆けつけられるか、という速度が重要という話。

カリ理由

ダイナモローラーで塗りながらガチエリアまで来るイカリング

パブロで塗りながらガチエリアまで来るイカリングでは、大きな差がある。

まり、さっさとガチエリアまで来い、と怒っているわけである

蛇足用語は分かってる人向け)

RTTだが、有線LANは0.5ms程度、無線LANは5ms程度が多いようだ。

環境にもよるが、(単位時間あたりの通信量ではなく)一回あたりの通信速度が10倍違う。

SIMでのテザリングはばらつきが大きいが、50ms程度のようだ。

有線LAN組に比べて、100倍も反応速度が違う。

スプラトゥーンの対戦時フレームレートは60fps(1秒間60枚描画)なので、0.017秒=17msに1枚だ。

まり、有線LANなら、描画間に30回、無線LANでも次の描画までに3回は通信できるが、

SIMテザリングしてると、1回通信する間に、3枚も描画が終わってしまっている。

無線LAN組が60fpsで快適に遊べているなら、テザリング組は20fps以下になってる。

個人的には任天堂WiiUで出して有線LAN必須にしていない以上、

WiiU本体内蔵のWiFi問題なく遊べるようにチューニングしていると思うが、

RTTが20ms超えるような環境で遊ぶのは、ちょっと厳しいんじゃないかなと思う。

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