人が何かを行おうとする時、「これによるメリットは何だろうか」とは基本的に立ち止まっては考えない。
大体の事柄は、何となくそれをした後で、事後的に自分のメリットになるよう調整する。
初めからメリットだらけの事なんてないし、必ずそれに相当しないデメリットやリスクやコストが付く。
そして、そのメリットとデメリットのバランスは、人の価値観によって異なる。
例えば5000円のゲームを買う。8000円のDVDを買う。1500円のCDを買う。
「これからの楽しい時間の為ならこの金額は安いもんだ」と思えるかは人による。
だから「これに何のメリットがあるの?」と、客観的に分析するのは勝手だが、
多分あなたがそれに価値を感じていないのは、メリットの有る無しではない。
重い腰を上げて長期的に計画をしなければ、その機会が手に入らないなら、
そこから遠ざかるのは当たり前だ。
恋愛だって結婚だって、パソコンだってアニメだって音楽だって、多分それを手に取ったのは、
それが「手を伸ばせば届く距離にあったから」に過ぎない。
日常的に偶然それに出逢い、そして簡単に出逢える環境でもあったからだ。
それをしている人はそんな事考えてやっている訳ではないし、していない人だって、