2014-10-31

人が何かを行おうとする時、「これによるメリットは何だろうか」とは基本的に立ち止まっては考えない。

大体の事柄は、何となくそれをした後で、事後的に自分メリットになるよう調整する。

初めからメリットだらけの事なんてないし、必ずそれに相当しないデメリットリスクコストが付く。

そして、そのメリットデメリットバランスは、人の価値観によって異なる。

例えば5000円のゲームを買う。8000円のDVDを買う。1500円のCDを買う。

「これから楽しい時間の為ならこの金額は安いもんだ」と思えるかは人による。

そのメリットデメリットは、数字客観的には計れない。

から「これに何のメリットがあるの?」と、客観的分析するのは勝手だが、

そんなもの人間インセンティブは決まらない。

多分あなたがそれに価値を感じていないのは、メリットの有る無しではない。

単純に、それに触れる機会が、自分の近くになかったからだ。

重い腰を上げて長期的に計画をしなければ、その機会が手に入らないなら、

そこから遠ざかるのは当たり前だ。

恋愛だって結婚だってパソコンだってアニメだって音楽だって、多分それを手に取ったのは、

それが「手を伸ばせば届く距離にあったから」に過ぎない。

日常的に偶然それに出逢い、そして簡単に出逢える環境でもあったからだ。

何かに対してメリットを論ずる意味ほとんどない。

それをしている人はそんな事考えてやっている訳ではないし、していない人だって

メリットが無いから動いてない訳じゃなく、単純にその「体験版」的なものに触れ合う機会が無かったからだ。

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