2014-06-11

80-90歳代の祖父祖母と同居しているが…

趣味や生きがいがないまま70-80-90歳くらいの高齢になると、ああまで人間無気力になり、食べて寝て排泄するだけの毎日になるのかと思わされる。

祖父は特に体に異常があったり障害がある訳ではないが「動くのが嫌」という理由で自らの意思で寝たきり生活を送ってる。三度の食事は毎回、母が寝床お盆で運び、食べ終わったらまた母が下げに行く。少し痴呆も入ってる。

祖母は寝たきりではなく家の中なら乳母車を押して歩き回る。そして3度の飯に加え、プラス五回くらいご飯を食べる。昼間は自分が家にいないので分からないが、少なくとも、18時頃に夕食を食べても、21時頃、23時頃、午前2時頃にも一人でふらふらと台所(キッチン)に来ては炊飯ジャーを開け、ぼそぼそとご飯を食べている。

休日に家にいると分かるのだが、祖父祖母は電話がなっても玄関インターホンが鳴っても絶対にでない。(祖父はそもそも寝たきりを決め込んでいるので出ないが)祖母もどんなに電話の近くにいても出ない。これはウチの父が「電話に出ても会話を覚えていられないし、振り込め詐欺にあうから電話に出てはいけない」と禁止するようにしているからだ。

確かに電話に出てもトラブルしかならないだろう。この言い付けを守って、祖母は「わしゃ、電話に出ちゃいかんと言われてるから」として電話にも、玄関にも、何も反応しない。ベルチャイムは聞こえているだろうが、まあ鳴っても何もしない。

電話玄関対応を禁じる父の命令が良いか悪いかは別にして、電話が鳴っても玄関に人が来ても祖父祖母は無視を決めているのだから、当然、祖父祖母への電話や来客はゼロになる。つまり祖父祖母への外部からの用事、家族以外のアクセスは皆無だ。そして二人とも家の外には出ず、家の中だけでもう何年も過ごしている。祖母は定期的に自治体の老人向け娯楽教室みたいなのに通っている(迎えが来る)から、外部とは刺激があるのか。祖父は同じ教室(?)に昔最初だけ行ったが「数えましょうや歌いましょうなど、幼児みたいなことをさせる」と怒って行かなくなってしまった。(たしかに、ああい高齢者向けの教室は、男性には向き不向きがあるようにも感じる)

前置きが長くなってしまったが、「健康」と「いくつになっても持続可能な趣味や生きがい」は重要で、それがないと自分も年を取ったとき、祖父祖母のようになってしまうのだろうか、と感じた。

  • のんきだの 最近はまずその年齢になれるまで無事に生きられるかを心配しなければならない世の中だというに

  • スポーツやアウトドア系の趣味の人は、年を取ったらできなくなるので結果的に無趣味となってボケるのが早いって聞いた。 部屋の中で一人でコツコツ出来る趣味を一つ持っとくのがい...

  • こういう老人ばかり見ているとつい麻生発言(早く死なせたほうがいい人間もいる)に納得したくなってしまうね

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん