2011-10-15

外食チェーン最大手企業ギャグノーベル賞受賞へ

 ノーベル賞パロディー版、第22回「ギャグノーベル賞」授賞式が12日行われ、外食チェーン「てき家」の運営会社レンショー」が経済学賞を受賞した。

ギャグノーベル賞とは、「人々を笑わせ、それから考えさせる」企業に与えられる賞である。前回受賞者、「モバグリ」経営者安田氏がトロフィーを手渡し、「経済合理性を追求する経営社会にどのような影響を与えるのかを、人々に考えさせる機会を与えた」と今回の受賞理由を語った。


 レンショー東証1部上場。今年3月期連結決算売上高は3756億円で、日本マクドナルドホールディングスすかいらーくを抜き、国内外食チェーンの売上高トップとなった。レンショーは、深夜勤務従業員を一人にする、券売機は導入せず、設置するレジは1台、人通りの少ない郊外に出店など、徹底的にコストを削減。その結果、低価格サービス提供できる反面、深夜時間帯の強盗事件件数増加につながった。警察庁から再三にわたって防犯対策の指導を受けていたが、頑なに拒む経営者の姿が連日マスコミに映し出され、ひたすら経済合理性を追求する経営に対して、人々に考えさせるきっかけを与えた。


 レンショー最高経営責任者勝田氏は語る。「我々は貧困層の味方だ。低価格外食サービスにより貧困層の空腹を満たし、誰でもできる仕事提供し、仕事に就けない者はそれなりのリスクを背負ってレジATM代わりにすればよい。我々団塊の世代は、何もない焼け野原からスタートした。今の若者には我慢が足りない。日本が勝つためには、『欲しがりません、勝つまでは』の精神が必要だ。我々は勝って勝って勝ち続ける。」トロフィーを握る拳は力強く、レンショーの社章である『連勝』をイメージした拳形のメダルはドス黒く光っていた。

 

 

 

警察庁が指導、「すき家ゼンショー経営姿勢 : 社会 : YOMIURI ONLINE読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111013-OYT1T00613.htm

asahi.com朝日新聞社):牛丼店強盗、9割が「すき家」=レジ1台に現金集約など―警察庁が防犯体制強化要請 - 社会

http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201110130026.html

経営度外視してまで”発言は「事実無根」 ゼンショーTwitter一部報道を否定 - 毎日jp(毎日新聞)

http://mainichi.jp/select/biz/it/hatena/archive/articles/201110/6210.html

 

 

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