はてなキーワード: おふくろの味とは
母親がいなくて「おふくろの味」とか「母の味」を経験していない人がいるから、そういう言葉を使うのはやめましょうなんて馬鹿なことを言うやつがいた。
実際、俺は父子家庭で育った身で一度も母親の手料理を食べたことはないが全然気にしてない。その代わり俺には「婆ちゃんの味」とか「父の味」があるのが多少の救いかもしれないが、それすらもない人達がいる。
そう、養護施設で育った人達。彼らは「おふくろの味」等がない。じゃあ、その人達に配慮して「家庭の味」ってのも言わないほうが良いわけ?
それ言い出したら、「彼女(彼氏)の~」ってのも経験してないやつに配慮するのってなるじゃん?
そこまでいくと言葉狩りどうこうのレベルじゃない。「万人が不快と感じない表現」なんてのは存在しない。
結局のところ、どこまでそいつらのことを考えてやりゃいいのさ。
っていうかさ、単純に「慣れ」の問題なんじゃないの?
子供の時はあなたも、自分の母親の料理を美味しい美味しいって言って食べてただろうけど、高校生になってからそんな感想なんて口にしないんじゃないの?
友達が美味しい、と言ってくれるのはたぶん実際に美味しいんでしょう。でも、それは「珍しく(久々に)食べる」「仲の良い友達(あくまで他人)」が作ってくれる、という要素もあると思うよ。夫婦間のセックスと一緒で、同じ女房とずっとヤってたら飽きる。
でもね、そこまでいくと、デフォルトはもうあなたの料理になっているはず。それは離れてみないと分からない。おふくろの味が懐かしくて美味しいと錯覚するのは、それはもう側にいない人の料理だからなんだ。