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2008-01-16

エロゲライター

丸谷秀人、瀬戸口廉也は特に違和感なく読める。田中ロミオはよくわからん。

2008-01-07

http://anond.hatelabo.jp/20080107123420

ナウなヤング馬鹿受け(笑)の森博嗣とか奈須きのことか読んでればいいんじゃない?

あ、一冊だけか。そんなら京極夏彦の「姑獲鳥の夏」で。

って、これ10年前の小説だな。

2007-10-18

http://anond.hatelabo.jp/20071018102441

最近いっかな新たな小説を開拓しないようになったので、

増田とそれに連なる増田さんたちとお近づきになって、ぜひいろんな本を紹介していただきたいもんですぜ。

私なんかいまさら「燃えよ剣」とか読んでんのに。

ミステリも嫌いじゃないのに、綾辻行人とか北村薫くらいしか知らなかったり

メフィスト賞も、森博嗣とか京極夏彦とかしか読んでないくせに、

ファウストがらみの、西尾維新とか、舞城とか、滝本竜彦、とか奈須きのことかは読んでて

このミスは手を出したいけど結構しり込みしてたりして

日本ファンタジーノベル大なんて、とりあえず酒見賢一読んどけばいいとか思ってて。

ホラーなんて、平山夢明乙一ぐらいしか思い浮かばない状況で。

ハードボイルド系だと真保裕一しかわかんなくて福井晴敏入れてもいいの?とか思ってる。

まぁ、SFだと森岡浩之とか野尻抱介とか小川一水とか機本伸司とか好き。イーガンとかルグウィンが好きで。

電撃からコバルトまでラノベには全部チェック入れてるんだけど、結局読んでるのは

上遠野浩平とか時雨沢恵一とか古橋秀之とか秋山完人とか有川浩とか、なんかメジャーどころばっかりだし。

腐った方向にはいってみたいけど、どこからよんだらいいか分からない。

もう、なんか頼むから誰か俺に本をガンガン紹介して欲しいんですよ。

2007-09-09

東方系の商業展開が難しい理由

要するにZUN氏が全部に音楽CD付けさせようとするから、どこの出版社敬遠してるんじゃないのかなぁ

今のところそんな冒険してるの一迅社ぐらいだし(角川のはなんか失敗してる気が)


なんて事を思いついたのは「東方文花帖」がアンソロジーという事を知ってから。

正直値段的にアンソロってレベルでもないし、何より大半の原稿はZUN氏が書いている

値段が高めな理由は、付属CDにあった。CDに収録されているのはゲーム版東方文花帖」(体験版)とBGM音楽

とりあえず、なんにでも音楽付けたがるのはZUN氏の趣味らしくて、同じ一迅社から出てる「東方求聞史紀」にもCDがついている

とらのあな東方アンソロジー企画でも自作BGM音楽CDをつけさせたらしい

今は絶版の松倉ねむ版「三月精」単行本にもCD付いてたみたいだし(単なるページ水増しのための策だったのかもしれんが)

東方香霖堂」は「単行本になるまで後何年かかるんだ?」と言いたくなるくらい少ない分量のものなので、単行本化するなら確実に水増しのCDがついてくる。


というわけで、現在COMIC REXで連載中の「東方儚月抄」が単行本化したら、これまでと同じようにCDが付く事は間違いない。そしてお値段高め。お値段異常

まさか、うどんげっしょうの方にまでCD付けるとは言いますまい。んなこと言い出したら、さすがにどういう神経してんのかと疑いたくなる

そういえば、講談社あたりからはなんのオファーもないのかね

奈須きのこに続いて、ひぐらしまで出版と、同人受けのするラインナップをそろえてるわけだけど

まあ、あそこはストーリー的に面白くて、文章が商業レベルのものじゃないと採用はしない方針なんだろうね

2007-07-10

森博嗣の話

奈須きのこあたりと互換性がありそうだ。

2007-05-16

初めて読む「空の境界

映画化も決まり、友人が口を揃えて面白いというので読んでみた。初の奈須きのこ

驚くぐらい面白くなかった。これは確かに同人小説だ。オナニー文だ。人を楽しませようという意識が微塵も感じられない。

説明が長すぎるという感想をいくつか読んだが、逆だ。必要な説明がまるでない。特に人物を表現する描写が少なすぎる。これでまず初読みの読者は振り落とされるだろう。表紙を描いている武内氏のファンやアニメゲーム等に慣れ親しんでいる人間でないと、和服の上に皮のジャンパーをはおるユニセックスな美女というものを、この文章だけではまず頭の中で構築できない。俺の想像力が貧困なのは認めるが、それ以前の問題だ。想像させる材料がない。最初から、ファンでないと読めないのだ。

そう友人に伝えると、

「これを読み辛いという奴は普段から文章を読んでない証拠」

「式はまったく新しいヒロイン像」

アホか。それも逆だ。俺自身はクソのような文章しか書けないが、素晴らしい文章・難解な文章はたくさん読んできている。この世にはこれ以上に面白く難解で、かつ読みやすい本なんていくらでもある。その上で、わざわざこの本を読むメリットが見当たらないと言っているのだ。語彙力の問題じゃねえ。お前らこそ、俺の知ってる限りエロゲの文章とラノベしか読んでねーだろが。その中では難解で斬新の部類に入るだろうが、これが文章の最高位とは井の中の蛙も甚だしい。最初からこう言え。

「これを読み辛いという奴は普段から【奈須氏の】文章を読んでない証拠」

「式は【オタク業界では】まったく新しいヒロイン像」

俺は奈須氏のファンではないから、わざわざ氏に親切な読み方をする気にはなれない。

これは読者を選ぶ作品だ。読者に奈須作品の事前知識と武内絵変換機能を求めている。氏の他作品を読んでから読んだ方がいいというのなら、「月姫 番外編」とでもつけておいてくれ。帯にでっかく「奈須きのこファンしか楽しめません」と書いておいてくれ。単独の講談社ノベルスのような顔をして全国の書店で売らないでくれ。そうしたらこんなイライラした気持ちにはならなかった。

俺は小説というものにエンタテイメント性を求めている。「楽しい」「悲しい」「ムカつく」どれでもいい。その話に共感して、なんらかのカタルシスを得たい。そういう意味では、この本は俺には合わなかった。友人が好きなものを好きになれなかったのは非常に残念だ。

2007-04-20

月姫マンガ版

今更読んでるんだけど、なんかすっごい面白い。型月ゲーは一通り触っているんだけど、こんなにワクワクしたの初めてかも。

奈須きのこのあの文体がええねん」というひとにはつまんないのかもしれんけど、逆にあの文体が邪魔してどうにも物語を素直に楽しめなかった俺としては、このマンガ版は超アリアリ。構造的、設定的な魅力が際立っていて非常にいい感じ。ソノラマ文庫愛読者だった時代の記憶が甦りまくりんぐ。

2007-04-08

http://anond.hatelabo.jp/20070408153316

奈須きのこって、菊池秀行の世界観京極夏彦ヴィジュアル系の歌詞の言語感覚を振り掛けた文体で書く人なので、「古典派」とか言われるとなあ。笹本とかあかほりとか神坂みたいな言文一致体や、水野とか安田とか山本弘あたりの翻訳ジュブナイル経由文体を「古典派」ってんじゃないだろうか。上遠野以降のやや文学くさい文体や、奈須・西尾以降のやたら饒舌な文体が「現代派」でさ。まあ、あまりにも取りこぼしの多い括りではあるから、真剣に提唱しようとは思わんけど、こんなん。

2007-02-09

星空めてお脚本

anond:20070209171434

Forest」は泣けるわけじゃないけど、なんかすごいゲームです。イギリス文学とか詳しくないので(読書は好き)、半分くらい元ネタわかってないんだろうな自分、と思って、とても悔しい。これはゲームならではの演出が多くあって、「これは小説でもアニメでも無理かな」と思うので、あえてゲームなんだと思う。

エロゲじゃなくて、全年齢のゲームでも構わないじゃん」とは、少し思うけどね。対象をエロゲプレイヤーに絞る事で、購買率を上げる目的があるんだと思う。

小説「ゲーム」という「物語媒体」と言う点で考えるとしたら、「ひぐらしのなく頃に」がどのようにヒットしたかを考えるのがいいんじゃないか? あれが小説本として同人誌で出されても、アレだけのヒットになったとは思えない。個人的には「月姫」の奈須きのこ氏も、ゲームだから、というタイプシナリオライターだと感じている(小説も書いてるけどね)。

2007-01-14

奈須きのこDDD感想

アリストテレスが固定した自然界の万物を構成する4つの基本要素、「地、水、火、風」の4大エレメントの思想は、やがて錬金術を生み出した。

地が暖まると火となり、地が湿ると水となる。寒く乾いたものが地。暖かさと湿り気を兼ね備えたものが風。

全ての物質はこの4大エレメントから構成されて、その比率を人為的に変更することで、卑金属を貴金属に変えようというのが錬金術の基本思想

物質世界は正方形をしていて、その4つの頂点にはそれぞれのエレメントが立っている。

正方形世界で重要な物質は、すべて「エッジ」に集まっている。3つ以上のエレメントが混じってしまったり、対立しないエレメントが混じった夾雑物は、全部「面」の上。

世界のほとんどは夾雑物からできていて、錬金術師はそこから純粋な物質だけを取り出して「エッジ」を目指し、そこから「頂点」にいたる道筋を追い求める。

幻想文学というのは、錬金術師が書いた文学、あるいは純粋な物質だけで作った物語だ。

幻想文学世界観の中では、世界を構成する基本要素は「鉱物人形、屍体、少女」。

少女少年とは交換可能なもの。この世界では、「大人」は夾雑物として取り除かれるか、あるいは矮小な「畸形」としてのみ存在を許される。

奈須きのこの新作「DDD」は、幻想文学世界観を正しく受け継いだ物語

狂言回しは畸形。主人公少年人形ハイブリッド。他にも鉱物属性を持った公安官とか、人形属性を持った敵役とか。

通常世界での「大人」は、物語世界では存在意義を持たないか、あるいは意義を持った存在に処理されるためだけに存在を許される。過剰な装飾とグロテスクさに満ちた病院や、主人公の住む部屋の描写。とても正しい幻想文学世界。

できればもっと追求してほしかったのが、登場人物の無目的性。

幻想文学世界の登場人物は、歪みがあるゆえに美しさが際立つ。

純粋な物質だけでできた登場人物が、その能力の全てを挙げて混沌に打ち込む、賛成と反対とを同時に望み、重力によって下降すると同時に飛翔したいと望んで叫び続けるようなバロック的な精神の世界が、幻想物語を駆動する原動力になる。

あれだけきれいな世界観物語をはじめてくれたんだから、やっぱり全ての登場人物にはどこか狂っていてほしいな、というのが読者としての願い。物語の筋なんてどうでもいいから、もっと狂ってほしい。美しい被造物には、理性なんて似つかわしくない。

以前見にいった「恋月姫人形」の展覧会には、純化するのに失敗した生き物多数。

ああいう人形趣味というのは、生活に疲れた50代後半の男性、「屍体属性を持った畸形」のためのもの。

魂吸われそうなぐらいにきれいなビスクドールと、すでに吸われてしまったのか、何時間人形みたいに固まってしまった観客の人、何人か。この世界に存在を許されるのは、ここまで。

会場の中には、ゴスロリの格好をした成人女性がいっぱい。

なんだか黒くてギラギラした服を着て、横方向にやたらと成長が進んだ、煮豚に韓国ノリを巻きつけたようなその生き物の群れは、4つのエレメントの混和をどう失敗したらこんなになるんだか。あれでみんなの目が虚ろだったりしたら、モンスターとしての存在意義もありそうなんだけれど。

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