2024-08-25

スーパーから帰る途中。信号待ち。

自転車に乗った女の子2人。

見た目は高校生くらい。

水色ワンピースを着た色素薄めの子と、灰色Tシャツを着たポニーテールの子

ポニーテールの子背中が汗でぐっしょりだった。

見た瞬間、小さな感動を覚えた。

女の子の汗!

代謝がいい子なのだろう。

冷やしてあげなくちゃ、と思った。

僕の買ったレディボーデンを食べるかい

それともアイスボックスがいいかな?

などと声をかけても怖がられるだけだろう。

女の子を怖がらせるのは僕の趣味ではない。

ならばこうだ。

アイスよりもシャワーを浴びたいわ」とポニーテールの子は言う。

あいにく僕は彼女の汗を洗い流す冷たい水にはなれない。

だけどクールな風にならなれる。

ふわ、と僕の身体は宙に溶け、彼女たちのわきの下、太もものつけ根、膝の裏を的確に冷やすのだ。

「え!何これ!?涼しい〜!」

「すごーい!」

女の子が喜んでいる。

それだけで何にも勝る幸せを感じられる。

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