2024-08-12

南海トラフ地震臨時情報新幹線減速

南海トラフ地震臨時情報が発表され、様々な対策が取られている。そのことの可否はどう考えたら良いのか。

新幹線の減速」を例に考えてみた。(※三島-三河安城間で、最高時速を285km/h→230km/hに減速。それに伴い所要時間10分増)

単純に考えて、「対策によって防げる被害対策実施によるデメリット」という大小関係になれば、対策をやる意味があるわけだ。

デメリット」は明確で、「1週間、東海道新幹線の所要時間10分ほど延びる」。

では、「防げる被害」の側はどの程度か。

かなり雑に、「速度を落とさずに運行して、南海トラフ地震が起きた場合、当該区間にいる新幹線は全て脱線転覆し、乗員乗客の全員が死亡する」と仮定してみる。

当該区間(三島-三河安城)の所要時間は50分弱、新幹線の本数は1時間あたり9本から12本→当該区間にいるのは上下線合わせて16本ぐらい。1編成の席は1323席なので、約2万席。お盆なので満席だと思って良いか

まり、「0.5%の確率地震が起きた場合、2万人が死ぬ」→死亡者数の期待値100人。

100人の死亡」と「1週間、東海道新幹線の所要時間10分ほど延びる」。

減速という対策を取った意味あるかな…と自分は思った。

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