ワイはな、サラリーマンとして長いこと働いとったんやけど、どうもこのままやと飽きてもうて、ワクワクすることが欲しかったんや。
ある日、たまたまテレビで蕎麦打ちの名人が出とる番組見て、めっちゃ感動したんや。「これや!ワイも蕎麦打ちやってみたい!」って思ったんや。
そんで、すぐに蕎麦打ち教室探して、週末ごとに通い始めたんや。
最初は粉まみれになって大変やったけど、だんだんコツ掴んできてな、自分でも「これはいける!」って思うようになったんや。
ある日、家で打った蕎麦を家族や友だちに振る舞ったら、みんな「これ、めっちゃ美味いやん!」って褒めてくれてな、ワイの中で「これ、仕事にしてみようかな」って気持ちがどんどん膨らんできたんや。
ほんで、ある日決意したんや。「もうサラリーマン辞めて、蕎麦打ちで生きていこう!」ってな。周りはびっくりしたけど、ワイは本気やったから、色々準備して小さな蕎麦屋を開いたんや。
いろいろと工夫してみたんやけど、どうもうまくいかんかったんや。
広告を打ったり、メニューを変えたり、色々と試したけど、どんどんお客さんが減っていったんや。
結局、借金も増えてきて、もう続けるのは無理やなってなったんや。ほんまに辛かったけど、閉店するしかなかったんや。
店を畳んだ後は、どうしようもなくて、しばらく途方に暮れてたんや。家族も心配してくれたけど、ワイ自身もどうしたらええか分からんかったんや。最後には生活保護を受けることになったんや。
正直なところ、ワイはプライドが高くて、最初は生活保護を受けることに抵抗があったんや。
でも、家族や周りの人たちに支えられて、「助けを求めることも大事や」と思えるようになったんや。
生活保護を受けながら、ワイは少しずつ立ち直ってきたんや。
今はまだ苦しいけど、いつかまた元気になって、何か新しいことに挑戦できるように頑張ってるんや。
ワイの話はここまでやけど、失敗しても諦めんと、また立ち上がることが大事なんやって、ほんまに感じたんや。
こんな話やけど、少しでも元気になってくれたら嬉しいわ。
身体に鞭打ちながらそば打ち頑張ったんやなぁ。
蕎麦アレルギーになるまでが様式美だと思います