2024-07-24

下水悲劇

昔々ある所に、DIYで古い家をリノベするとき、見よう見まねで下水の配管をたした男がおったんじゃ。

しかにのう、凄く安くできて大満足だったそうなんじゃが、使い始めてしばらくして、トイレの吸い込みがおかしくなり始めたんじゃ。

水を流しても一気に流れず、いったん滞留してからゆっくり入っていくようになったのじゃ。

詰まったのかと思ってスッポンを使ってもなおらず、しか時間をかければ流れるのでとりあえず放置にしたんじゃが、それでも気分が悪い。


そこで、ある日の年末大掃除の時、きっと大きな配管が詰まっているんだと考えた奴は、ネットで見たつまりを流す方法を試すことにしたんじゃと。

まり便器の出口を塞いだ状態で水を一杯にためて、一気に栓を抜くことで一気に押し流そうというやつじゃな。


やったら、一気に水が流れて、つまりは解消、うまくいった!と思ったが、何か様子がおかしい。家中から悪習が漂い始めたのじゃ。

とうとう観念した男は配管工を呼んだじゃ。そうして調べた所、なんと、下水の配管が途中で外れて、床下に溢れていたんじゃと。

原因は、設置の時の勾配が適当だったことじゃそうじゃ。

勾配は強すぎても弱すぎてもだめなんじゃと。そうして上手く流れず内容物が配管内に詰まっていた状態の所に、一気に水を流したもんだから、配管が外れてしまったのじゃ。

結局床を引っぺがして再工事、床下の消毒・悪習の処理などをして、200万円ぐらいの出費に。泣く泣くリフォームローンを組んだそうな。


みんなも、古民家をリノベするときでも、特に下水配管はプロに頼むようにしよう。ワシとの約束じゃ。

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