2024-01-18

馬鹿には粋な計らいが通じない

中学生のころ洒落先生がいた

スキンヘッドに杖をついたポケモンカツラみたいな先生だった。

松田先生社会科は他の授業と違って分かりやすく、豆知識もありユーモラスで非常に人気だった。

私が1年生の頃に、その先生定年退職だったらしい。クラス女子は「まっちゃんさびしぃよぉ〜」とか言っていた。

年度末の期末テストは少しざわついていた。

「なっ?お前アレになった?」

「なったなった!絶対そうだよな!」

テスト終了後の10休みはそんな会話でざわざわしていた。

どうやら、大問3の選択問題で盛り上がっている。

私は「ア・ウ・ヨ・タ・ア・ヨ・タ・シ・シ・ア・イ・タ・ケ」の何がそんなに面白いのかと不思議に思っていた。


テスト返却の日、松田先生は「お前ら最後から簡単だっただろぉ!」と上機嫌だった。

大問3の解説では教室が盛り上がった。

「シ・ヨ・ウ・ネ・ン・ヨ・タ・イ・シ・ヲ・イ・ダ・ケ」!

少年よ大志を抱け」

半分わかれば出来るようにしてやったんだからな、と先生は得意げだったし、生徒もさっすがまっちゃんとか言って笑って、松田先生おまえら馬鹿からなーとか笑いながら言っていたのを覚えている

確か私の点数は18点くらいだった気がする

馬鹿には何しても無駄なんだなぁと時々思い出す。

  • 戦争映画とかで犯人を逃すためにちょっとタバコ吸ってくるから待ってろとわざと隙を作ってあげてるのに逃げずに待ってるやつみたいな親近感を感じた

  • ヨクアタルシイタケ(´・ω・`)

  • アタシハオバケ(´・ω・`)

  • 昔、模擬試験の全国の上位に チチキトク スグカエレ って名前のやつが載ってたのを思い出した

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