2024-01-02

聡明だった父が失われていくのがつらい。

年末増田帰省した直後のことである

増田両親を交えて茶の間で団欒をしていたとき妻の実家で不幸があったと連絡があり、増田夫婦は腰を下ろす間もなく日本縦断して妻の実家に向かうことになった。当然妻は悲しんでいるが、しかし父はなぜか、自分の(趣味に関する関係のない)話をやめようとしない。そのため増田強制的に話を打ち切って実家を去り、それから今日まで葬儀が行われていた。

そして、妻は実家に残り増田だけ先に空路で自宅に向かおうとした矢先、父から電話がかかってきた。見知らぬ土地で初めて会う親戚ばかりに囲まれて大変だったろう……などと言われることはなく、ただ「先日、趣味の話を中断して未来永劫聞く気はないと言われたことにショックを受けた」という怒りの連絡だった。

「それは訃報を受けた直後で傷心の人間に対して言うことじゃない」と反論しても聞いてもらえず、疲労困憊の極みにあった増田が仕方なく折れて謝ったが、電話を切った途端に疲れて倒れ込みそうになった。今は電車を逃してしまった無人駅でこの増田を書いている。

なにぶん誰にも言えることでもないので、ここに書いて供養する。

  • おつかれ ひとが老いてゆくときってタイミングよかったことなんてないよね うちはあたまはっきりまえのままからだだだもれと、わすれんぼうあたまこわれはじめからだはっきりのおや...

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