私は会社の同期で年収が同程度の男性と結婚した。しかし、入籍時の夫の貯金額は私の1/7しかなかった。結婚祝いに親から数百万円貰えた私に対して、夫は家庭の事情で親へ数百万円与えていたのだった。夫には奨学金の返済も残っており、これがいわゆる下方婚?!と自分と夫の環境を比較して思った。
心の狭い私は夫の立派な親孝行をなかなか認められず、今後の金勘定ばかり考えていた。この先、子供が産まれたら育休や時短勤務により、夫の収入〉〉私の収入となるので、入籍時の貯金額の差はそこでプラマイゼロになるだろうか。
そんな事を考えていた時、ふと世の中の男性の多くは自分より年収や貯蓄の少ない女性と結婚していることに気がついた。平均年収を調べたら男性は約545万円、女性は約302万円であった。心の狭い私は自分よりも200万も年収が低い相手と結婚するのは無理だ。なんなら専業主婦を養わなければならないらしい。当たり前のように下方婚する男性は、私のように金のことばかり考えないのだろう。
慈悲深い心で、愛する妻を幸せにするために日々働く世の中の男性に感服した。専業主婦の仕事は年収1000万だと宣う連中に負けずに頑張ってほしい。