実家の犬が亡くなった。16歳。死因は概ね老衰だろうとのこと。
中1の春にお迎えし、自分が大学を卒業するまでずっとそばにいた。親に怒られた時や、受験勉強で行き詰まった時は、話を聞いてもらうことも多かった。決して人懐っこい犬ではなかったけれど、静かに隣にいて、優しく寄り添ってくれた。大学院進学時に実家を出て、早4年。盆や正月に帰省した際には、必ず毎日遊んでもらっていた。
「もう、長くはないのかもな。」6月に帰省した際、そう思った。目はにごってあまり見えておらず、散歩の足取りは弱々しい。実家から東京に戻る際、力いっぱいワシャワシャした。「次会う時も元気でな。」
次はなかった。1ヶ月にはまた実家帰るのに。もうちょっと待っててくれよ。
大切な人には会えるうちに沢山感謝の気持ちを伝えようと思った。実家にいる祖父母ももう歳だ。毎回のお別れが最後だと思って接していこう。
Twitterに思いを吐き出すのは違うし、かと言って自分の内に秘めておくのも難しかったので、ブログを書くことで溜飲を下ろすことにした。拙く、見苦しい文章で申し訳ない。
みなさんも大切な人、ペットには会えるうちに会って、毎回最後のお別れと思って接してみてほしい。後悔なき人生を送れるよう。
最後に。