2023-06-16

だめんず好きの末路

バカだったと思う。

まあまあゆとりのある家で、真っ当に育てられて、そこそこの大学を出て、そんなに容姿も悪くなかったから、有名大学の男子などにもよく言い寄られたし、結婚も求められたけど、親や親戚とそんなに変わらない人たち(言ってみれば条件のいい人たち)には惹かれなくて、学生時代の途中からガテン系とかボクサーとか役者とか歌手とか、華はあるけど将来的な見通しのつきにくい人と付き合ってきた。そんで、見通しのつきにくい、まあ言ってみれば条件の悪い人、だめんずだと言われる人と結婚した。

みんなにもそこは安心して欲しいけど、子供はできなかった。

けどねー、難しいわ。夫は悪い人じゃないし、かわいいとこもあるし、幸い私は仕事絶対に手放さないと死守してきたから、小さな会社を作って一人でも十分食べていける。けど、夫の方は、今ぜんぜん未来がない。仕事もない。ついでに体もぶっこわれてる。しかし、そのぶん、巨大なプライドだけはある。

ガチャには当たりだったから、親ガチャハズレだった夫のことを悪くいう資格はないけど、でももう親から離れて何年も経ってるしな。

ときどき、同業者で夫がちゃんとしている人が活躍すると、私も、夫がもっと仕事で頑張れる人だったら、違うふうに楽しめただろうなと思う。

新生児を抱えて仕事をしなきゃいけないシングルマザーよりは、何千倍も楽なんだろうと思いながら生きてる。

  • でも、だめんず好きと言いながら女は下方婚してませんよね。

    • 「下方」が何かによるけど、学歴と年収は私の方が結婚した時も上でしたね。

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