今日も一日、私はパソコンの前で仕事を続けていた。目の前に広がるのは、いつものように無数のタブと、あとは一つの不変的な存在、それが私たちのオンラインコミュニケーションの中心である「Slack」だ。
そんな私たちのオフィスライフに欠かせないSlackだが、少し前から気になっていることがある。それは、一人の執行役員のアイコンだ。彼のアイコンが、なんというか、ある人物に似ているのだ。ココリコの田中直樹に。
その執行役員が本当にココリコ田中のファンでアイコンを選んだのか、それともただの偶然なのかはわからない。Slackの小さなアイコンでは完全にココリコ田中に見えてしまう。その度ごとに気になってアイコンを拡大し、表示名をみて、ようやく田中でないことを理解する。
だからと言って、その人に直接「あなたのアイコン、ココリコ田中に似ているけど、それは意図的?」なんて聞くわけにもいかない。そんなことを言った日には、きっとオフィス内の微妙なバランスが崩れてしまうだろう。
しかも直接田中似の人に会ったことはないから本当にココリコ田中顔なのかも実際わからない。もしかしたら静止画田中マジックなのかもしれない。
だからこそ、ここにこの想いを綴ることにした。ココリコ田中に似ないでほしい。そんなわけで、私は今日も一日、あのアイコンと向き合いながら、仕事を続けていくのだろう。ひょっとしたら、これは私自身のフレキシビリティを試されているのかもしれない。