2年前に父親を亡くした
父親にはそこまで思い入れがなく、亡くなった時も涙は出なかった
父親は寡黙な人で、あまりコミュニケーションを取ったことがなかった
自分が幼い頃は遊んでもらったこともあったが、中学生以降は話すらあまりしなかった
自分は大学に入って一人暮らしを始め、さらに父親と疎遠になった
そして自分が社会人になって5年後、病に倒れ亡くなってしまった
60代そこそこという早い死だった
その父親が、何度も何度も夢に出てくる
父は気難しいところがあったが、夢の中では穏やかだ
生前自分が叶えられなかった父親とのコミュニケーションを、夢で叶えているかもしれない
2年で父親が夢に出てきた回数は100回以上。
現実には父親は亡くなっているが、これだけ出てくると父親が生きてるかのような気持ちになる
寂しくないし、現実には会えないけど夢の中では会えるので、体感としては生きているのと同じだ
だから、もし誰かが亡くなっても、夢の中で会えればそんなに寂しくないのかもしれない