宮城県内の40代の女性は、社員が20人足らずの小さな事業所で働く。トップの男性は70歳前後で、ほとんどの男性社員が50代以上だ。
女性社員は3割ほどいるが、「そもそも、女性が男性と対等な存在として思われていない気がします」。
女性がそう思わざるを得ないのには、理由がある。
「これは事務の女の子に任せよう」
「電話に出た女の子がさぁ……」
おじさん社員たちが、社内外の女性を「女の子」と呼ぶのだ。
中には、60代のベテランのパート女性を「女の子」と呼ぶ役員もいる。
「営業の男の子」とは呼ばないのに。
仕事内容に性差はなく、あからさまな女性差別を受けることもない。
だが、そういう呼び方をされるたびに、心の中に汚泥がたまっていくような気分になる。
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