日本の問題点を指摘する人達に対して、「そんなに嫌だったら出て行けばいいじゃないか」という発言がよくある。
その結果、能力の低い人や頭が悪い人たちは文句を言うのをやめる。
能力が高い、高学歴、経済力がある、つまり海外でも生きていける人たちは、そう言われて本当に日本から出ていって海外で活躍している。
出ていってくれと話す彼らのうちには、きっと優秀な人材には海外で活躍して色んな国の技術発展に貢献してほしい、資本や技術は自分たちには必要ないので、ぜひ海の向こうの人たちに分け与えてくれ、という願いがあるんだろう。能力の低い人は日本から出ていけないので、日本から出てけという言葉の真意はつまり、「世の中に疑問を持つ、能力の高い人や経済力のある人は日本に要らない」ということになるだろうから。その願いを背負って、海外留学や海外就職を目指す若者たちを今日も支援する。
能力の高い人は海外では重宝されるし本人も幸せに暮らせる。日本は、日本に文句を言う人が海外に出ていってくれて幸せ。本人は、より良い環境で暮らせて幸せ。海外の国は、高い技術や能力を持った優秀な若者がきてくれて幸せ。三方よしのウィンウィンウィンというわけ。