こないだ初めて人生で責任ある仕事を二日間にわたってこなした。underコロナ禍により久しぶりの大型大会で、ノウハウも何も引き継がれないままに自分の大学の人の割り振りをやることになった。大会中は、自分だって何も考えずに応援したい、私の指示に従わない人が苛立たしい、そもそも使える人が足りなさすぎる、進行が難しすぎて頭がパンクしそうになる、同期にだってもっと上手くやれるだろうというようなことすら言われた。その度に選手が食べるべき差し入れをヤケ食いし、ひたすらLINEと向き合った。諫言を呈してくれた同期にも酷い言い方をして突っぱねてしまった。終わってみればあっけなく、誰でもできたのではないか、常に最適解を導くことができなかった、記録が不十分だったのではないか、同期は私のことが嫌いになってしまったのではないかなどをずっと考えながら帰った。しかし大会後のお疲れ会で、選手応援共に本当にありがとうと言われて、自分のことで泣いたことのない私がお疲れ会中ごめんなさいごめんなさいと言いながらずっと泣いてしまった。
日本のワールドカップが終わって、森保監督が深く頭を下げる画像がツイートされていた。代表監督に向けられる批判は並大抵ではないだろうし、反省だって相当しただろう。おこがましいが、私はその姿と自分を重ねて1人で涙ぐんでしまった。
私は将来より大きな取り返しのつかない責任をとる仕事につくだろう、そのときにありがとうと言ってくれる人がいれば再び立ち上がれるということをこの1週間で知ることができた。