大学で研究しているが少なくともこの界隈では間違いなくマイナス
今年だけで、米ドルは8%ぐらいのインフレをしているが、その米ドルに15%ぐらい円安になっている。
つまり、ドルベースだと円は2割ぐらい目減りしている。
20年でインフレを考慮するとドルベースだと円の価値は1/2ぐらいになっていると思う。
一方、科研費は20年間給付額は変わってない。
海外の試薬や機器類を買ったり、国際学会に出たりすることが多いので
この20年で多国と比べると研究費は二倍ぐらい差がついたことになる。
円安は間違いなく国際競争力を低下させている。
以前、論文数が増えていないことが話題になっていたが
ドルベースで研究費が半分になり、大学改革とやらで雑務を増やし、大学法人化でパーマネントの職も減らしているので
そのような状況で論文数を維持できているのは逆に奇跡的な健闘だと思う。
文科省などは海外とよく比較したがるが、研究費の給付額についてもドルで比較してもらいたいものだ。
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