朝6時台が一番嫌い。
早起きして眠い目をこすって、だるい体に毎朝同じ味付けの朝ごはんを詰め込んで、行きたくもない学校や会社に行かなくてはいけない。
朝から知りたくもない芸能ニュースを見て、家を出て満員のバスやら電車やらでくたくたにされる。
窓の外見ても夏なら太陽が鬱陶しくギラギラしてるし、冬は馬鹿みたいに寒い中これから一日が始まりますとわざわざ告げてくるうんざりする日の出がある。あてつけのように白んでいく空も嫌いだ。
これらのことは結局、人間がこれから一日の活動を始める合図に感じるから嫌なんだろうと思う。
これから一日が始まる、やらなければならないことを嫌々やる時間がまた来る、そういう気分になれてないのに強制的に巻き込まれてやらされてしまう、と感じてしまうから嫌なんだ。たぶん。
まだ起きたくない時間に起きなけりゃならないだけでしんどいのに、こっちの準備が整ってない段階で勝手に一日の始まりを決めないでほしい、みたいな感覚。
とにかく朝6時台が嫌い。昔から嫌い。次いで7時台。8時になったらなんとなく安心する。人がバタバタ動く感じが一旦なくなるからかな。