言いたいことはわかる。
とある男性が昼休みのランチに向かおうと信号待ちしていたら、目の前で事故が起き、すっ飛んできた赤い車に当たられそうにになった。
それ以来、その男性は赤い車を見かけると一瞬身がすくむ。
当然、あの事故とは関係ないと頭でわかっていても怖いものは怖いのだ。
この男性に、赤い車が全部悪いわけじゃない、怖がるなと力説しても意味がないことはわかるだろう。
(同じシチュエーションでも、怖くなる対象が事故現場の交差点だったり、信号待ちだったり、昼休みに外に出ることだったり、人によって異なる。)
女性が男性に怖い思いをさせられたとき、相手の何らかの属性に忌避感を持つのは仕方ない。
それを怖がるなという権利は誰にもない。
客と店員という間柄であってもだ。
もしその店で女性店員の対応の悪さで不快な思いをしたなら、それは店への不満になるべきで、女性全般を攻撃して良い理由にはならない。