業務にコンピューターを導入して自動化、効率化しよう、って1970年代から、OA化、IT化、電子化とずーーーっと言ってきたよね。
業務にデータを活用して意思決定を高度化しよう、って1980年代から人工知能→データマイニング→人工知能→ビッグデータ→データサイエンス→AIとずーーーっと言ってきたよね。(細かい「エキスパートシステム」とか「AIの冬」とかは省略)
そして今、また新しい流行り言葉としてDXに飛びついているよね。
その時間の大半をビジネスパーソン (笑) として過ごして、そろそろ定年になる人たちがいなくなる途端に、「DX人材が不足!」「2025年の崖!」とかいう話になるのは変だよね。これまで40年以上、自分たちでOA化だのなんだの言ってきたんだから、それを実現していれば、今さら「DXが急務」とか人材不足とかならないはずじゃん。
DXについてご立派に語る識者や経営者は、「なぜ自分たちはOA化に失敗したのか」「なぜ自分たちはIT化できなかったのか」をまず振り返って欲しいよね。そのうえで、「自分たちは無能だったから実現できなかったけど、次の世代の人たちは優秀だからDXを実現できる」とか言うならまだわかるけど。