マディはいつも期待している、自分を買ってくれた夫妻がそのまま娘として引き取ってくれることを
マディは同僚の娘たちとおしゃべりをする、ここを出たらどうする?それにマディは答える「戻されない暮らしがしたい」。
仕事がないと1ヶ月、3ヶ月の短期間で現場を変わることもしばしばだ
その度に勤務地は変わり、仕事の内容が変わり、人間関係が変わり、一からやり直し
積み上がるものがない
定年で辞める最終日も、どこかの客先現場で契約終了で頭を下げるだけなのだろうかと思うと虚しくなってしまう
同じ顧客の仕事をずっとしたい、と若い頃から思っていた自分の気持ちを描かれたような気がした
マディは変態客に指を折られタバコで焼かれと酷い目に遭わされるも、店が客を訴えようともしないことに怒り店をやめると言う
店をやめた次の仕事は売春宿で、マディは逃げだして農夫の家に転がり込む
農夫は店からの追っ手からマディを守る、家畜を譲ることで逃げた娘の代金とする
マディは農夫のいるこの場所が戻されなくていい安住の地だと感じる、でエンド
自分にも安住の地はあるのだろうか
あるとしたら、それはどんな形なのか