2021-05-30

実家の猫の話

去年の夏、実家子猫が来た。

キジシロの雄でやんちゃな奴だ。

実家ではずっと猫を飼ってきたけど、20歳くらいで先代が死んじゃったから、子猫は久しぶりだ。

それゆえに、一族は色めきたった。

子猫ってこんなに小さいんだ…!

こんなに元気なんだ…!

毛がぽわぽわしてる…!


でも私は静観していた。

なぜなら、「成猫派」だからだ。

そりゃ子猫可愛いけど、それは子犬や子うさぎ可愛いのと同じであり、哺乳類の子全般の可愛さでしかない。

やはり成猫の完成された美には及ばないと常々思っていた。

成猫の方がシッカリした前足やドッシリしたマズルを存分に楽しめるし。

なので、この子猫も早く大人にならないかなーなどと思っていた…


…のだが、去年帰省した時、私がニンテンドースイッチで遊んいるところに件の子猫がやってきて

「それ何?なにがうごいてるの?」と小さな前足をかけて画面を覗き込んできたので思わず「どうチタノォ…!かわいいでちゅね…」とむしゃぶりついてしまった。

成猫派返上である


コロナ禍で数ヶ月奴に会えてない。

最近写真で見た奴は、もはや子猫とは絶対呼べないサイズになっており、足腰がガッシリ、マズルはふくふくしていた。


早く会いたい。

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