高所得者は弱者(低所得者)の排斥を求め、為政者は票を金を稼ぐため高所得者に同調する。
高所得者も為政者も、弱者が弱者たるゆえんを自業自得の自己責任と考えている。国勢停滞の原因は弱者の存在にあると思い込み、改革と称し複雑な制度改正を繰り返して一般市民をダマしながら福祉を切り捨てれば、すべての悪い事象が解決すると信じている。
「許せない最低限のライン以下を切るだけなのだから構わない」と勝手に自分らの基準で序列を定め弱者の排斥を続けたその先で、自分らだけは生き残れるという確証はどこから来るのか。
いやいや、まだ「上」がいるのでは?
切れば切るほどラインは上がる。
弱者の排斥を続けたその先、今度はあなたが排斥される番になる日は必ず来る。
それがなぜわからないのか。