自分の内面をさらけ出すような、特にまだ自分でも整理できていないような悩みや、割り切れていない体験をふと話してしまったときに、
話し相手から「話してくれてありがとう」なんて言われると、一気に冷める。
(ああ、はいはい、そうですね、そういうときはまず肯定から入るんですよね)
(そういう研修なりプログラムなりがあって、それを修めたあなたは、この場をやり過ごす、ベストプラクティスできてますねー)
って感じがする。胡散が臭くて白々しいのよ。
ほんとはよ、もしも真剣にそんなことを私が話してしまうときが来るならよ、ちょっとだけ、少しだけ私が話をして、
そしたらそいつはなんかぶつぶつ呟いてちょっとだけしかめっつら見せて、
数分だけ氷とグラスの音しかしない時間が流れて、「場所変えようか」ってなって、二軒目の居酒屋かバーかでまた与太話を始める、ってのがいいな。
強く生きなきゃな。