昨日の保育所の帰り道、子供が私の軽自動車の助手席に座りながら「見てたら簡単そうって思うことでも、やってみると難しいよね」と言った。
昼間は保育所で制作をしたらしいから何かあったのかなと思いつつ
「そういうことってあるよね。でもそれが成長なんだと思うよ。簡単そうに見えることでも難しいって分かったから、他の人に対してすごい!って思えるようになるし、できない自分を嫌いにならないし、できたらすごいって思えるようになるよ。そうやって幼児期特有の万能感を捨てて人は自己肯定感と他人を尊重する気持ちを育てていくんじゃないかな。」と言った。
いいこと言えたなと気持ちよくなりながら子供のほうをチラッと見るとナビで再生してたテレビに釘付けだった。
そうだよね、言った人だけが気持ちいい長ったらしい説教を真面目に聞いて、何ならそれがこれからの子供の人生の指針になる、みたいなうっとうしいご都合主義のドラマのような展開は現実には起こらない。
私も成長した。