両親特に母親は過干渉な人でいろいろ耐え兼ね就職と共に家を出た
親の目を伺ってびくびくしてばかりだった精神も驚くほど安定した
自分達がこんなに穏やかな親子関係が築けるようになるとは思わなかった
家を出て数年経った今、もし実家にいるときからこのようなよい親子関係を築けていたなら、自分の青春時代はもっとよりよいものになっていたのではないかと思うことが増えた
思春期をびくびくしながら生きていた後遺症が今も時おり顔を出すので、後悔に苛まれてどうしようもなくなるときがある
家を出たあと、一度母親に「子供の頃は厳しくしすぎて申し訳なかったと思っている」と言われたことがある
何を今更…とも思ったが「まぁ多少は厳しかったけど別に」みたいなことを言ったと思う
母親もとうに人生の折り返し地点が過ぎ、今ここで何か遺恨を残したらそう長くはない余生を娘とのもやもやを抱えたまま過ごさせるのかと思ったらそれ以上は言えなかった