Googleの有名な標語「Don't Be Evil(邪悪になるな)」が
「Do the Right Thing(正しいことを成せ)」に変わったことが
ディストピアへのはじまりだった。
それまでのGoogleは、ユーザーに自由を許しながら、
どうしても邪悪なものだけを排除する、いわばブラックリスト方式であった。
しかし、現在のGoogleは「正しい行動以外を許さない」ホワイトリスト方式で行動している。
我々はGoogleの考える「正しいこと」という型に嵌められるようになった。
Googleが考える正しいHTML。
Googleが考える正しいセキュリティ。
Googleが考える正しいスマホアプリ。
Googleが考える正しいブログ記事。
Googleが考える正しい動画コンテンツ。
うんざりだ。
インターネットにくまなく張り巡らされたGoogleの網を避けることはできない。
逆らえば検索結果から消される。
つまり存在を消されるということだ。
「SEO」とはGoogleの「正しさ」への盲従に他ならない。
どこまでも潔癖な世界を目指して「悪いもの」を抹消していく。
まるでゲームのなかの独裁者だ。
ビッグ・グーグル、ようこそ世界へ。
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