何ていうか、気がついたら焼け野原になっていた。
うちは幸いにもGoogleアップデートの被害に合わずに2020年まで生き延びてこれたんだけど、かつて隆盛を誇った個人のウェブサイトたちが軒並み404 not foundになってて、世の無常さを感じずにはいられなかった。
長文SEOなんて言葉が業界で囁かれ始めたあたりから、終わりは始まっていたんだ。
出会い恋愛まとめ、Googleはコンテンツの中身の良し悪しなんてまるで見ていない。
コンテンツにはそれぞれ適量があるのに、やたらめったら縦に長いページだけが持て囃されてしまっていた。
そりゃあチャーハン大盛りなら嬉しい人もいるだろう。
たとえチャーハン大盛りを食べきれない人でも、チャーハン大盛りを喜ぶ層がいるってことは理解できるはずだ。
しかし、それがたとえばアン肝だったらどうだろう?
アン肝を丼一杯に詰め込まれて出てきたら、ドン引きとまでいかずとも、ちょっと顔が引きつるだろう。
「さすがにアン肝大盛りはクドいし飽きる」
そう感じる人が多いはずだ。
でもGoogleはチャーハンでもアン肝でも大盛りドカ盛りが正義だと言わんばかりに、やたら縦に長くてダラダラとくだらないことばかり書いてるページを評価した。
そしてそれについていけない個人サイトは、気がついたら影も形もなくなっていた。
Googleはユーザーファーストだと言うけれど、今のGoogleの検索結果はインターネット黎明期からネットサーフィンに勤しんでいた私にはつまらなすぎる。
いやまて、おでんの牛すじアキレスを腹いっぱい食べたいと思うことはある。 閑話休題。SNSブームにより衰退した、の一般論通りだと思うぞ。
一軒家をローンで買えてもデスマってる社員感ある ストレスでしんのすけを殺すかもしれないぐらい