2019-11-28

差別区別の違いは単なる言葉遊び差別と「事実」の違いに注目すべき

差別区別の違いというが、両者の定義を明確に分けるモノはない。

なんとなく、理不尽なのが差別で、正当性があるのが区別認識しているっぽいけど、具体的にどのような行為差別あるいは区別なのかも明確でない。

では、差別とは何か?

差別とは、傾向と個別混同し、個を見ずに傾向だけで判断することだ。

例えば、世界人口10人で、男女が5人ずつ。男の身長が171,172,173,174,175cmで、女の身長が161,162,163,164,172だとする。

「男のほうが女より身長が高い」は事実だ。厳密に言うと、「一般的にあるいは、平均すると、男の方が女より身長が高い」のが事実だ。

170cmの身長制限がある仕事に、172cmの女性が応募し、「女性は背が低い」ことを理由不採用にするのは、明らかにおかしい。

これは、全体的な傾向だけを見て、個を見ずに判断している。

身長を、スキルや、やる気、適正に置き換えると、そういう差別世界中にいくらでもあるのがわかる。

事実を語るのは理不尽ではない。

例えば、女性の方が一社での勤続年齢が一般的に低いことは事実だ。

しかし、それを理由に、女性採用しないことは差別だ。

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