2019-10-10

職場の近くのフレッシュネスバーガーに週1か2くらいのペースで昼ご飯を食べに行く。

その店の入口の扉がちょっともう異常な程重かった。いつも思い切り踏ん張って扉を開けてたし、帰りは体当たりみたいに肩で扉を押し開けて店を出ていた。

それが最近扉を直したらしく、急にらくらくと扉を開けられるようになった。しかし、これが何となく物足りない。

毎度毎度あまりにドアが重いので、「ひょっとして減圧でもしているのでは…?」と勘ぐるほどであったのだが、それがいつしか帰りに扉を開けるたび「減圧ルームで何らかの訓練を受けたアスリート宇宙関係者か何らかのエージェント」みたいな気分になり、あー今日減圧ルームでの訓練が終わった、段々慣れてきたとはいえやっぱり1気圧の空気美味しいわー、その辺の雑草の緑も綺麗だわー、大会も近いしさらに追い込んでいかなきゃなー(アスリートver.)いつ宇宙飛行のお呼びがかかるのかな(宇宙関係者ver.)訓練で終わるのが一番だよ、いつまでもこんな平和な日が続けばいいのに(何らかのエージェントver.)などと妄想捗るようになり、それが会社へ戻る憂鬱な道すがらの慰みになっていたのだった。

前の扉は正直店としてどうなのかというくらいのレベルで重かったので、これで良くなったのだとは思うものの、ちょっとさみしい。軽々と開けられるようになった扉に私の妄想肩透かしを食らって、少し味気ない昼休みの終わりを過ごしている。

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