孫の顔を見せると喜ぶので、たまに7歳になる娘を連れて遊びに行くのだが、
「私、この子が成人になるまで生きてたりしてね。うふふ。」
と冗談めかしてそんな事を言う。
それを聞いた義姉が、
え?
笑えるのか?
7歳の娘が成人って、あと13年程。
10年そこらってすげえあっという間だと思うんだけど。
そんな近い将来、自分が死ぬ事を想定して、しかも冗談めかして言えるって心境にまで達観出来るってどんなだろう?
母はいくつもの難病を抱え、正直今生きている事自体奇跡に近い状況ではあるが、さすがに心からその冗談を笑う事は出来なかった。
そしてそれを周りが冗談として笑い飛ばせるって環境も当事者意識が薄いせいか全く想像付かない。
私自身は妻の父と同居してるが、死期なんて考えたことも無いし口にしたこともなかったからある意味衝撃だった。
そうなんだよな。人っていつか死ぬんだよな。そしてそれはそう遠くないのかも知れないんだなと考えたら、何だか自分に残された時間もそう長くないのかな。と考える。
でもキモくて金のないおっさんが生活苦から過労死や自殺と隣り合わせで暮らしている場合の死生観は特に知りたくもないんですよねわかります