2019-09-16

彼方のアストラ

Amazonレビューの彼方のアストラ話題が出てるけど、

あれってアストラが異様に褒められすぎなのが

原因じゃないだろうか。

彼方のアストラって、ぶっちゃけ74点の漫画じゃん。すっごい普通

予想を下回ることも上回ることもなく、

SKET DANCE篠原健太が書いた、芋っぽいSFサバイバル少年漫画」。

なのにレビューを見るとやたらと、

伏線回収がすごい」「構成が神」「青春物のふりをしたハードSF」「感動の冒険もの」とか、

鳥肌が立つような、異様なくらい褒めちぎった賛辞が並べられてる。

構成部分でがんばったのはわかるけど、

篠原健太SFは無理そう」って印象を覆そうと力みすぎて、

正直、凝った設定の割にドラマとしては全く活かされてなかったと思う。

書き込みを増やした絵柄も絶妙に古臭いし、

宇宙船スーツなどのSFデザインも、実に芋臭い

SFで古臭いのは致命的だが、

SKET DANCEという作品がどこか垢抜けない安心感があったように、

彼方のアストラも「そういう作品」として楽しむものだ。

「やっぱりSFは絵だね」といった作家がいたが、

その言葉に従えば、彼方のアストラ重要なのはSFではないのだ。

Amazonレビューおじさんもネットレビューを真に受けず、

SFだとは思わなければもう少し楽しめたんじゃないだろうか。

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