パイロットが空間識失調を起こしたらしいと判断し、自動的に強制的に航路を補正することは出来なかったのだろうか。
事故は4月9日夜に発生。午後7時25分ごろ、高度約9600メートルで訓練中だった墜落機から「2キル(2機撃墜)」と交信があり、近づく米軍機を避けるため約1分後に管制が降下を指示した。同機は追加指示された左旋回をしながら約20秒後に約4700メートルまで急降下し、「はい、ノック・イット・オフ(訓練中止)」と交信。その後も急降下を続け、約15秒で水面から約300メートルの高度に達し、レーダーから消えた。